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【初心者向け】 Borland C + Visiual Studio Code の環境設定

目次

はじめに

この記事は、Borland Cの環境で、エディターとしてVisiual Studio Code(以降vscode)を採用しようという方に向けた記事です。

環境

  • Windows10

できるようになること

Borland C のインストール

以下に従い、インストールしてください。

C/C++ 開発環境のインストール

vscode のインストール

  1. vscode のダウンロード画面に行く

  2. windowsのところのボタンを押し、ダウンロードしたexeファイルを実行します。
  3. 基本的にはそのまま「次へ」で大丈夫ですが、「追加のタスクの選択」では、以下の赤を追加でチェックしてください。 f:id:renfukatsu:20200519211726p:plain
  4. インストール完了。

vscode拡張機能

  1. スタート(左下のWindowsマーク)からvscodeを開いてください。
  2. 左の欄の拡張ボタンマークをクリックします。 f:id:renfukatsu:20200519211748p:plain
  3. 入力のところに「Japanese」と入力します。 f:id:renfukatsu:20200519211757p:plain
  4. 「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」をインストールします。
  5. 3.の入力欄のところに「C/C++」と入力し、「C/C++」をインストールします。

ファイル構成

おすすめは以下の写真のように「ドキュメント」内に「johoshori」を作り、その中に「week01」、「week02」と増やしていく方法です。「.vscode」は後述の作業で自動生成されます。 f:id:renfukatsu:20200519211752p:plain

vscodeからBorland Cにパスを通す

  1. 以下のようにして、vscodeでフォルダを開いてください。 f:id:renfukatsu:20200519211736p:plain
  2. Ctrl + Shift + pを押し、「c config」と入力して、「C/C++: 構成の編集(JSON)」を選択してください。 f:id:renfukatsu:20200519204857p:plain
  3. c_cpp_properties.jsonというファイルが自動生成されるので、全文削除して、下の文に入れ替えてください。
{
    "configurations": [
        {
            "name": "Win32",
            "includePath": [
                "${workspaceFolder}/**",
                "C:\\BCC102\\include\\windows\\crtl\\**"
            ],
            "defines": [
                "_DEBUG",
                "UNICODE",
                "_UNICODE"
            ],
            "intelliSenseMode": "msvc-x64"
        }
    ],
    "version": 4
}

Ctrl + sで保存します。

コンパイル環境の設定

  1. Ctrl+Shift+Pでコマンドパレットを開きそこにtaskと入力します。 f:id:renfukatsu:20200526233335p:plain
  2. 「タスク:タスクの構成」を選択し、「テンプレートからtask.jsonを選択」、「Others」を選択します。
  3. task.jsonが自動生成されるので、全文削除して、下の文に入れ替えてください。
{
    "version": "2.0.0",
    "tasks": [
        {
            "label": "compile",
            "type": "shell",
            "command": "bcc32c ${file} -o ${fileDirname}\\${fileBasenameNoExtension}.exe"
        },
        {
            "label": "test",
            "type": "shell",
            "command": "${fileDirname}\\${fileBasenameNoExtension}.exe",
            "group": {
                "kind": "build",
                "isDefault": true
            },
            "dependsOn":["compile"]
        }
    ]
}

Ctrl+Sで保存します。以上で基本的な設定は終了です。

フォルダ、ファイルを作る

C言語のファイルを作ってみましょう。

  1. フォルダを作る。
    画像の赤丸のところを押しweek01を作成してください。この時、.vscode内にフォルダを作らないように注意してください。 f:id:renfukatsu:20200519211729p:plain
  2. ファイルを作る。
    week01を選択し、フォルダを作るときに押したボタンの横にあったボタンを使って、hello.cppを作ります。 f:id:renfukatsu:20200519211741p:plain
  3. 以下をhello.cppに入力してください。実際に手打ちすると補完機能のありがたさを感じます。
#include <stdio.h>

int main(void)
{
   printf("Hello World!\n");
   return 0;
}

書けたら、Ctrl + sで保存します。

コンパイル・実行方法

コンパイルしたいファイルを開いた状態で、Ctrl + Shift + Bを押してください。
自動でコンパイルと実行が行われます。もし、コンパイルでエラーが起きた場合はコンパイルのみが行われます。 f:id:renfukatsu:20200526234837j:plain

参考